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【文房具×勉強】こどもが自主的に学ぶ文具(クリアファイル)活用法!

今回は、クリアファイルを活用して、たった、2週間で劇的に効果があった子どもとの勉強法について、紹介させていただきます。この内容で注目して頂きたいのは、親にとって効率的に実施したことが、結果として子どもの成果にもつながっている点です。

学校の授業や教員と生徒のやり取りを見ている中で、「この先生は参考になる!」という先生に出会うことがあります。これまで、そのような気づきを家庭で試してきましたが、効果があったやり方ですので、想像以上に記事として紹介させて頂こうと思いました。

これをやり始めてから1年ほど経ちますが、今でも子供が自主的に勉強をしています。

 

はじめに言っておきますが、私は頑張るのが嫌いです。(笑)

 

”如何にラクして効率を高めるか。”ここが継続する為のポイントだと思っています!
小学1年生のやり方で説明させて頂きますが、小学生の間は、同じやり方で実施できると感じています。今回も、少しだけ学習指導要領の変化と併せて紹介していきます。
今回は、夏休みに実施した内容となっています。

 

 

クリアファイルで子供が自主的に勉強!文房具の活用!

親の準備が8割 ~文房具:クリアファイル活用法~

「あれ?ラクして効率を高めるんじゃないの?」そう思った方もいると思います。
8割もラクですので、安心してください!(笑)

それは、コレです↓

 

1日毎にやるプリントをクリアファイルに入れておくだけ!
え!それだけ??って思っている方も多くいるかと思いますが、騙されたと思って実際にやってみてください。その効果はお子さんの集中力に顕著にあらわれるハズです!

実際には、このクリアファイルを決めた箱の中に入れておきます。
ルール化することで徐々に自分で準備ができ、親としても家事をしながら子供の勉強を見ることができるようになります。

と、いきなりやり方をご紹介しましたが、勉強で大切と感じていることについて触れておきたいと思います。

 

 

子供の自主性が求められている

いきなりですが、「勉強の本質」って何だと思いますか?それは、”分からない事を分かるようになる事”であると元麹町中学校の工藤校長が話しています。

麹町中学校は、公立高校でありながら文科大臣が視察訪問までした注目の学校です。
詳しくは、コチラをご覧ください。

工藤校長の中氏にもありますが、子供の勉強は決して
・プリントを何枚やろうかと悩む
・間違った箇所を消しゴムで綺麗に消す
ことではありません!

 

もちろん、これらの行為は社会に出るまでには必要なことでもあります。しかし、”学びの本質”ではないことを親が理解して行動する必要があります。

極端な話、僕は小学校低学年の内は、上記様な行為は親が代行してしまってもいいとも思っています。
※もちろん過度の手助けは不要で、子どものリズムを理解して進める必要があります!

そして、目の前の子育てに一生懸命になっていると、本質からズレてしまうことが多々あります。さて、これを踏まえて、親がどんな準備をすべきかという点を考えておく必要があると思います。

 

 

勉強は15分だけ。

100マス計算などを提唱している蔭山ラボの蔭山英男さんによると、
小学校1年生の集中力は15分と言われています。

小学校1年生は、「こくご」、「さんすう」、「ずこう」、「たいいく」、「せいかつ」、「しょしゃ」、「おんがく」、「どうとく」が授業になっていると思いますが、今回は、座学としての「読み」「書き」「計算」に限定して、15分勉強法で実施しています。

この15分で結果につなげてあげることが親の役目であって、結果につながることで、子どもの学習意欲を向上させることにも繋がると感じています。

夏休み、はじめの2週間で以下3種を実施して結果が出ています。

  1. たしざん(計算シート)
  2. 国語
  3. 算数

こちらは、ある日に勉強したシートです。

 

各15分程度で終わる内容(シート1枚:表裏)を、子どもがやりたいタイミングでこなしていきます。

やりたいタイミング!?、”やりたくない!”というのが当然の反応だと思います。はじめは、親が横にいながらゲーム感覚からはじめ、出来るようになった箇所を褒めることで継続するようにしています。ただ、もともと出来ていた部分を過剰にほめる必要はないと思います。(むしろ、褒めない方がいいと思います。)

繰り返しますが、”学びの本質””分からない事を分かるようになる事”だからです。
これを繰り返す中で、一人でできる範囲や集中力が高まっていき、徐々に1枚を自分で考え抜くようになります。

 

 

3つの効果

続いて、実施して得られた”3つの成果”について紹介していきますが、その前に、夏休みに選んだ教材とその範囲について。小学1年生の例をあげて紹介しておきます。
今回選んだ教材は以下です。

  

小学校1年生(1学期)は、1桁のたし算・ひき算、2桁+1桁のたし算までを学んでいますので、その範囲のシートをおこなっていきました。様子をみながら、2学期のスタートダッシュをする為に、2桁のひき算まで実施してもいいと思います!

問題集を選ぶ際に意識したのは、以下です。
・計算シート(写真左)
…計算に馴れる。繰り返すことでスピードと正解率を高める。引き算も欲しい。
・算数、国語(写真中・右)
…新学習指導要領対応で、図表・文章からの読み解きの練習をする。

では早速、”3つの効果”について紹介します。

  1. 計算スピード・正解率UP!
  2. 読解力が向上!
  3. 勉強するリズムができた!


算数のたし算・ひき算の計算スピードと正解率を上げるのは、単純に馴れの問題だと感じています。何度も解くことが重要です。
はじめる前は、指を使って15分ギリギリまで計算していたものが、7日目指を使わずに計算するようになり、14日目10分程度で解けるようになりました。


”学習指導要領対応”の算数の問題には、読解力が必要な問題が多く出題されていますが、こちらも、はじめは文章の意味を親に聞いてきましたが、2週間のうちに自分で読み取る力がつき、自身で解くようになりました。これは、問題に馴れるという点もありますが、読解力が向上していると感じています。

補足ですが、今後、学習指導要領の改訂に伴い、算数でも読解力が必要となってきます。これは、文部科学省から発表されていますが、2021年の大学入試から情報を組み合わせる力が必要となります。現時点で、例として提示されているのは「数学×国語×社会」の様な問題が出題されるイメージで、数学の問題を解くにも読解力や地理の知識が必要になる問題などが出題されると言われています。やや、長い目ではありますが、ここに対しても、読解力は無くてはならない能力と言えます。


大人でも同じですが、2週間も続ければ習慣化され、時間の使い方がうまくなってきます。
そして、やらないと気が済まなくなってきます。こうなったら、もうこっちのものです!
2週間が勝負です!

上記が3つの成果ですが、これをおこなうことで、子どもの学習範囲やその理解度を把握したり、子どもとのコミュニケーションも増加しますので、いいことだらけです。

 

 

実施する1日の流れ ~父親にもできる!子どもとのやり取り~

今回紹介させていただきました内容は、父親にもできる内容です。
実際に、僕も出社前・帰宅後に、おこなっています。
※もちろん、妻の協力も得ています!

その1日の流れについて、紹介します。

6:15 朝食 ※家族で顔を合わせて食べる
6:40 出社準備(歯磨き、着替え) ※子どもも同じ
7:00 朝勉(プリント3枚を開始)+前日の間違いがあれば、親子で確認
7:30 途中まで見て出社
19:00 帰宅&丸付け ※その日のうちに丸付けする(必須)
19:15 お風呂、食事など

当然ですが、子どもにメリハリをクセづける為には、親が約束を守る必要があります。
(子どもに毎日やろうって提案していても親が守らなかったら、やる気を無くしますよね)

 

 

まとめ

夏休みに2週間、プリントをクリアフォルダーに入れておくだけ!
…は大袈裟ですが、1学期の向き合える時間が取りやすい長期休暇中に”計算スピード・正解井率UP””読解力向上””勉強するリズムづくり”ができます。
ここでは、ワークシートに焦点をあてて紹介させていただきましたが、1学期の振り返りについても大事だと感じます。その内容は、コチラでご紹介しています。

 

 

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