サクラクレパスと言えば、クレパス。
創業100年になる会社のメインでもあるサクラクレパスの工場でのクレパスの製造工程が本で紹介されていましたので、今回は、その内容を紹介していきます。
今回紹介させて頂く本は、「大接近!工場見学」というシリーズで、全5巻で構成されています。図書館などで貸し出しているかと思いますので、他のシリーズも気になる!という方は、手に取ってみてください。
サクラクレパスの歴史 ざっくり紹介!
歴史
株式会社サクラクレパスは、1921年に創業、1925年に世界ではじめてクレパスを発売。約100年になる伝統のある会社。製造している商品は、クレパスの他、クレヨンや絵の具といった画材、ペンなども製造しています。
「クレパス」について
「クレパス」は「クレヨン」と「パステル」の両方の長所を合わせてつくられた商品で、クレヨンの様に色つきがよく、パステルのように色を自由に混ぜることができます。そのため、プロの画家にも愛用されています。
「クレパス」はサクラクレパスの商標として登録されています。
工場は、東大阪にあります。
製造工程
クレパスの原材料のロウの粉を入れて熱とプロペラで混ぜながら、液体のオイルを足して時間をかけてゆっくり混ぜて溶かしていきます。
この溶かす量、スピード、温度、順番にノウハウがありそうです。溶かし続けると、綺麗な金色になります。
この油を「オイルパステル」と呼び、すべてのクレパスの元になっています。このオイルパステルを撹拌機から出して顔料を混ぜていきます。
この本では紫色が作られていましたが、更に撹拌機で混ぜていきます。撹拌機も上下に動かしながら粉が残らないように混ぜています。
その後、少し冷ますとドロッとした液体になります。
これを更にローラーにかけると粉状になります。ここでもローラーの温度やスピード、ローラー同士の圧力が重要そうですね。
ここまでの工程の後、いったん時間を空けています。
ここから色は水色に変わりますが、先ほどまでの顔料、炭酸カルシウム、成型用オイルを混ぜて成形されていきます。
ここでは企業秘密のためか、詳細は触れられていませんが成型機は下から液体が上がってきているようです。穴の形状がクレパスの円筒ですね!
上部のあふれた部分を削っていき、上から突き出すことで形状を抜いていきます。
詳細が気になる方は、上の写真を拡大してみてください!
この成型機から取り出したクレパスのラベルは、機械で巻いているようです。
以上が製造工程です。
ちなみに、隣の成型機では青色のクレパスが製造されていると書いてあることから、近い色は製造効率や色の混在不良が発生しにくいように、似た色を製造するのかと思います。
まとめ
クレパスの歴史と共に、「大接近!工場見学」で紹介されている情報を見てきました。製造工程を見てきた中で、割と新しい商品「クーピーマーカー」の作り方も気になってきますね。
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