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文房具業界 No.1コクヨ ヒットの理由 TV紹介_vol.1

TV番組「サタデープラス」内の週末講座で、文房具業界No.1のコクヨのヒットの理由が面白く紹介していましたので、その内容を紹介していきます。

コクヨと言えばCampusノートですよね。
そのCampusノートは日本人の9割が使ったことがあるノート!
発売から44年、今も愛され続けているCampusノートですが、最新のCampusノート(スマートキャンパス)について、小嶋瑠璃子さんに問題が出されていました。
さて、従来のCampusノートとの違いってなんだか分かりますか?

答えは、ノートの薄く、軽くなっています!
従来のノートに比べ、1枚1枚が薄く、軽くなっています。
薄くなると、裏映りするんじゃない?って思った方もいるかと思いますが、その品質もそのままになっています。

Campusノートだけでなく、9,000種類の商品を世の中に出しているコクヨ。
多くの人に使われ、売り上げだけでなく、満足度もNo.1となっています!


そんな、人気・実績No.1文房具メーカーコクヨのヒットの理由を紹介していきます。

Campusノートの紹介

キャンパスノートの歴史と現在

初代の1975年から、デザインは変わってきました。現在は5代目のデザインになっています。「あ、このデザイン使っていた!」というのがあるのではないでしょうか?

このCampusノートの画像を見ながら、「どのデザインを使っていた?」って聞くと、さりげなく相手の年代をを聞くことができていいかもしれませんね。

現在では、300種類もあり、年間1億冊のノートが売れています。
積み上げると、毎年、富士山100個分のノートが売れているというから驚きですね。

そのCampusノートについても、ヒットの理由が紹介されていましたので、紹介していきます。

Campusノート ヒットの理由

このノートが作られているのは、滋賀工場です。
コクヨは滋賀にノートの工場があり、そこにヒットの理由があると。
工場での製造工程が紹介されていました。

まず、紹介されたのがノートの原紙ですが、以下のワンロールでB5サイズノートの400冊分の中紙とのことです。

製造工程は、罫線を印刷→カットして30枚セット。
この状態では、4冊が縦にひとつなぎになっています。

これを、表紙と中紙とで合わせて整えるとのこと。
この表紙は、別の工場で印刷しているという話もありました!


ここからが、Campusノートの最も重要な工程が背にあるとのことですが、このノートに使われてい工法が「無線綴じ」とのことです!


その「無線綴じ」は、のりで接着する工法ですが、中紙がバラバラにならないように、糊で接着する方法にノウハウがあると!さすがに、ここの製造工程は撮影されていませんでした。

ところで、無線綴じの良さって?と思われたと思いますが、この良さは、使用時にノートが膨らまないことです。昔ながらの糸綴じに比べ、膨らんでいないことがわかりますね。


昔ながらのノートの閉じ方として、「糸綴じ」がありましたが、この「無線綴じ」では、ノートを開いた際にフラットになるので、書きやすい!

この無線綴じ、糸を使わないで本当に大丈夫?
その品質を確認した実験がされ、強度実験の結果、16㎏まではTVで放送されていました。
糊付けで16㎏まで耐えられるって凄いことだと思います!

Campusノートのヒットの理由は、無線綴じノートの製法とその品質にありました!

「●●しただけ」でヒットした商品

Campus ソフトリングノート

Campusノートも更に工夫された商品が発売されています。

ここでも、みやぞんにクイズが出されていました。
このノート、「●●しただけで大ヒット!」何だかわかりますか?

答えは、「リングを柔らかくしただけ」です。
ネーミングから価値がわかりやすいですね!

従来のリングノートは、筆記時にリングに手が当たり書きにくかったものを、ソフトリングノートにすることで、筆記時にリングが邪魔にならないように工夫されています。

コクヨには、他にも「●●しただけで大ヒットした商品」があります!
そんな商品が紹介されていました。

続いて、その商品を紹介していきます!

鉛筆シャープ

まずは、シャープペンシルです。
この商品も従来のものを「●●しただけで大ヒット」しています。

その工夫は、シャープペンの芯の太さです!
芯を太くしただけで大ヒットした商品です。
普通のシャープペンの芯の太さは、0.5mmに対して1.3mmと太くなっています。

鉛筆シャープというネーミングがこの太さから来ているのですね。

ドットライナー

続いては、この商品!
こちらも見たことがある方は多いのではないでしょうか?これは、テープのりです!


この商品も「●●しただけで大ヒット」しています。
さて、その工夫は、何でしょう?

答えは、「のりをぶつぶつにしただけ!」
従来の糊は、糸のに対して多かったのって経験ありませんか?
今では、この商品が当たり前になってきていますので、この経験も年代が出るかもしれません。

のりドットにすることで、のりの切れの悪さを解決しています。
動物柄のテープのリでは、外側のデザインだけでなく、ドットのリのパターンまで、動物柄になっています。

人気があるのは、猫だそうです。猫好きの方は、多いですものね!

GLOO スティックのり

続いての「●●しただけで大ヒット」の商品は、スティックのりです!
この商品の工夫は何だと思いますか?

関ジャニの丸山隆平君に問題が出されていました。
丸山君の答えは、「切っても切っても金太郎飴みたいになっている!」との回答でした。金太郎飴のスティックのり、面白そうですね!

答えは、「のりを四角くしただけ」でした!
「え?どういうこと?」と思った方もいるかもしれませんが、?プリントの角だけ、のりが塗れなかった経験はありませんか?
丸いと角までぬれませんが、四角いと角まで塗れますよね。

<丸いスティックのり>

<GLOOスティックのり>

この工夫が、ヒットの理由でした。
みんなが諦めていたところを解決した商品ですね。

ハリナックスプレス プレス

他にも工夫した商品が紹介されていました。
その一つが、針のいらないホッチキス。

ハリナックスと言えば、針を使わずに紙が閉じられるホッチキスです!
「針を無くしただけ」の商品です。
このシリーズの内、穴をあけずに紙を留められるのが、このハリナックスプレスです。

使い方は、薄いすき間に紙を挿入して、閉じるだけ。
サバンナの高橋さんが、「ホッチキスで針がなくなって空振りするときの不満が無くていい!」と言っていました。

更に、留めた個所を爪でこすると、留めた紙を外すことができたり、そのままシュレッダーにかけられたりと、エコで便利ですね!

GLOO テープカッター

更には、久本さんが「テープカッターって重い!」と言っていましたが、その不満を解決した商品です!

この商品の裏には、吸盤が付いています。

この吸盤によって、片手で操作ができます。


更には、上に持ち上げたときのみ軽く持ち上げることができます。
吸盤を使ったタンブラーや幼児用の食器などもありますので、そんな商品を使っている方はイメージが付きやすいかもしれません。

まとめ

ヒットの理由というタイトルですが、各商品の製法から商品企画やその工夫など、面白い特徴が紹介されていました。
次回、番組の後半に紹介された働き方などをお届けします。