文具戦闘力 分析

ボールペン ジェットストリームエッジの使用感をレビュー!

文具戦闘力では、文具ブラザーズによるプロ目線での商品分析をしています。

ここでは、ターゲットから「使ってみた感想」から、つくり手の狙いとしての「ターゲット・企画背景」、そして細かな「商品分析」だけでなく、客観的な「ユーザーの口コミ(レビュー)」までを分析しています。更には、その商品が適正価格であるかがわかる「コスト分析&比較」をおこなった上で、最終的に商品ごとの戦闘力を総合的に数値化しています。

 

「戦闘力・コメント」では、以下の項目で総合的に評価をしています。
・使いやすさ
・価値の高さ
・デザイン
・SDGs度
・コスパ

 

また、「文具ブラザーズならこうする」では、文具ブラザーズ独自の視点で商品の改良などを述べていきます。

 

 

ボールペン ジェットストリームエッジ 使ってみた!

最初に感じたのは、「書いた文字が細い!」です。細さに驚き、その細さから「丁寧に書こう!」と思ってしまいました。線が細いので、小さい文字もごまかせないです。

ペン先は、邪魔にならないほど細く、まるで針で書いている印象があります。この感覚は、PILOTのHI‐TEC Cと似た感覚です。

クリップは線材が使われていて、しっかりと保持できます。

 

 

ジェットストリームエッジ ターゲット・企画背景

ジェットストリームは国内で2006年に発売され、低粘度油性インクの先駆けとして、速乾性に優れ、細字でもなめらかな書き心地と濃くはっきりと書けるインクとして、手帳などへの細かい場所への筆記がしやすいと手帳を使う学生や社会人を中心に人気のボールペンです。

小さいボール径の油性ボールペンの開発は、インクの粘度が水性ボールペンよりも高く、ボール径を小さくすると、ペン先の耐久性や、書き味が固くなるなどの解決すべき課題が多く、難しいものですが、細字ニーズの高まりに後押しされる形で、技術的に耐久性、筆記性能、書き味の両立など、超極細0.28mmの実現に向けて企画・開発されました。

 

ジェットストリームエッジ 商品分析

ペン先がくびれた『ポイントチップ』と呼ばれている先端により細かい筆記作業をする際、ペン先が見やすくなっています。

鋭いイメージをスタイリッシュに表現された本体は、筆記時の安定感など機能面にも拘りが感じられ、クリップには、線材が使われています。クリップにこの線材を使うことで、本体の側面までクリップで覆うことができ、シッカリと保持されます。意匠面でも本体側面にあるの「uni JETSTREAM」という文字がキレイに表現されています。

パッケージはPETブリスターに入っていて、正面には「JETSTREAM EDGE」と「0.28」という商品名と最大の特徴が分かりやすく記されています。

 

 

ジェットストリームエッジ ユーザーの口コミ(レビュー)

レビューとしての評価は高く、「手帳に画数の多い文字も書けて便利」、というの声が多く、最大の価値である細かい文字が書きやすい点においては高く評価されている。また、「本体の手触感や軽さがいい」などの口コミも多く、設計のこだわりが評価されている。

一方、マイナス評価としては「ペン先に紙面が食い付いてインクが出ない」という口コミがいくつか見受けられる。これは、筆圧の紙の状態との相性によるもので、筆圧が高かったり、紙面の繊維が柔らかいもの(ケバケバしているもの)の場合に発生しやすい。

筆記具の持ち方が良くない人は筆圧が高くなる傾向にあることから、購入時には、自身との相性を確認して購入したい。

 

 

ジェットストリームエッジ コスト分析&比較

販売価格は1本1,000円(税抜き)と価格のみを見ると高価な印象を受けるが、0.28mmのボールに使用できる油性インクが採用されている価値は高い。特に、手帳やメモ帳を携帯しているユーザーには、重宝される商品であることは間違いなく、コストパフォーマンスは高い。

また、製造面でもグリップやクリップ、の削り出しや塗装、組み立て方法など、意匠面での気遣いは他の商品と比べても群を抜いていることがわかる。それは、デザイン性の高い欧州筆記具と比較しても遜色ない。

 

 

ジェットストリームエッジ 戦闘力評価&コメント

 

戦闘力:623

 

評価項目 戦闘力 説明
使いやすさ 148 ペン先0.38mmで細字〇、筆圧・紙面によってはインクが出にくい△
価値の高さ 165 手帳ユーザーに「細字」で「滑らかに書ける」価値は高い〇
デザイン 170 ペン先が見やすく、本体の細部までオシャレ〇
SDGs度 30 配慮面は見受けられない
コスパ 110 機価値が体感でき、コスパは価格並み

 

 

ジェットストリームエッジ 文具ブラザーズならこうする

ペン先0.38mmの世界最小ボールサイズを実現する技術力はボール、ペン先、インクの全てで言うことなし。

しかし、インクが出ないことに対して不満を感じているユーザーは少なからずいます。現状の技術で取り組むとすれば、コンセプト0.38mmが手帳・メモに適している点を表記し、筆圧がかかる一般ノートユーザーに用途を伝える

一方で、中期的に筆圧や紙面に左右されにくいインク開発を進める。

 

最後に、総まとめをシートにして掲載しておきます。

 

価格:990円
(2020/9/6 11:36時点)

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