この戦いも、初戦を戦い抜いてきた選手たちの戦いとなります。
ここまでの戦いから、勝ち抜いてきた選手は、以下の通りとなっています!
それでは、はさみの準決勝第2戦の準備に入ります。選手入場してください!
まずは、「はじめてのはさみ」選手の登場です!
「はじめてのはさみ」選手は、第1試合でハンドルの素材感を示し、MADE IN JAPANの品質の高さで、その存在感を示しました。
子供を想う親に支持されて勝ち上がってきました!
その結果が応援席からも伺えますね。
続いて、「フィットカットカーブ スマート」選手の登場です!
メインでなくていい!そう言わんばかりの立ち位置を決めたその戦いっぷりは、初戦でも見られました。
2本目に選んでもらいたいという自身のポジショニングもあり、熱狂的なファンはいないものの、その戦いっぷりを見に来た観客がパラパラと見られます!
第1試合目では、家族の会話から、堂々の2本目はさみとして選ばれた「フィットカットカーブ スマート」選手!この試合でも、戦いっぷりが楽しみです!
さて、今回、この2選手に戦っていただくステージは、、、
こちら!!
「イオンモールの売り場だー!」
両選手の応援が聞こえる中、戦いのゴングが間もなく鳴ります!
「カーン!」ゴングが鳴りました。
<文具売り場で、ある家族の会話>
母「子供もどんどん大きくなるわね。最近、自分で絵も描くようになったのよ。」
父「そうか。大輔(息子)も3歳になって、できることが増えてきたな。そろそろ、工作でもやらせてみようか。」
大輔「パパ―、はちゃみ!」
父「おおー、はさみが欲しいのか。」
母「まぁ。大輔、今朝読んだ、はさみのチョキくんって本を思い出したのね。」
・
・
・
ん?出てきませんね。
母「すみませーん、子供用のはさみって置いていないですか?」
店員「ここにある、プラスチックのものだけになります。」
父「せっかくだったら、ちゃんとしたものを与えたいな。安全なはさみないのかな。」
店員「すみません、うちでは扱っていなくて。もしかしたら、あちらのトイザらスにあるかもしれません。」
父「わかりました!ありがとう!」
母「これならあったわよ。」
父「どれどれ?この口コミ見てみようか。Amazonで星4.5か。なかなかいいじゃないか。これにしようか。」
(それにしても、子供用のはさみが、あまりないな。)
まさかの、選択肢にも上がっていない!!
リングに上がったものの、見向きもされない「はじめてのはさみ」選手!
ここは、痛恨のダメージだー!!!!!!
母「あ、ちょっとまって。家のはさみ、切れなくなってきたから、新しいハサミにするわ!これも一緒に買って!」
父「お、随分、シンプルなはさみだな。キャップもなくていいのか?」
母「うん!リビングのペン立てに入れているから、キャップ要らないし、今あるの重くってこっちの方がシンプルでいいから、これがいいの!」
母「あら?色がたくさんあるのね!どれにしようかしら。」
これには、フィットカットカーブ スマート選手、自慢顔!!
逆に、ダメージを受けているのは、はじめてのはさみ選手だーー!!
フィットカットカーブ スマート選手が優勢なまま、試合が決まってしまうのか?
もう、家族は、レジに向かっているぞ!
大輔「きでぃん!(キリン)」
父「おお、キリンさんだね。トイザらスも行きたいのか?そうだな。店員さん、はさみはトイザらスにもあるって言っていたしな。大輔が長く使うものだ。あっちも見に行こうか。」
母「そうねー。見ておきましょうか。」
(手に取ったはさみを、一度、ラックに戻す。)
<…トイザらスに移動して>
大輔「おもちゃ!おもちゃ!」
母「色々な玩具があるわね。先に、文具売り場いきましょうねー。」
父「すみませーん。はさみってどこに置いてますか?」
店員「こちらへどうぞー!」
父「ありがとうございまーす。」
大輔「しまじー、しまじー。」
父「しまじろうか。これ、いいのか?1,100円もするぞ?玩具じゃないのか?」
(パッケージをみて。)
父「おお、名前シールもあるのか。え!!?これ、日本製だぞ!」
店員「これ、ハンドルも柔らかいんですよ!」
父「やっぱり、日本の技術力は、まだまだ高いな。大輔、これが欲しいのか?」
大輔「ほちーっ!!」
父・母「じゃあ、これにしようか。」
「チーン(レジの音」)
おおーっと!!
ここにきて、はじめてのはさみが一気に優勢になったぞ!!
母「ちょっとー。私の買い物もしてきていいかしら?」
父「ああー、ごめんごめん。いこうか、大輔!」
大輔「うん!」
<再度、文具売り場に戻って>
母「そう、これこれ!さっき買おうと思っていたの」
父「フィットカットカーブ スマートだね!」
母「やっぱり、綺麗だわ!水色にするわね!」
大輔「ハーイ!」
「チーン(レジの音)」
母「これで、買い物おわりね。」
父「あっち行ったり、コッチ行ったり大変だったな。」
母「そうね。子供が欲しいはさみが文具売り場に置いていないなんて、あなたが一緒じゃなかったら、文具売り場にあったはさみを買ってたわ!」
・・・
こ、こ、これには。
「はじめてのはさみ」選手気を失った―!!
カーン、カーン、カーン!!!
勝負あり!勝者、フィットカットカーブ スマート選手!!
この戦いは、イオンモールでしたので、文具売り場とトイザらスとで見ることができましたが、売り場や購入する人が違っていたら、結果もどうなっていたか。
当然ですが、使い手に届いて、はじめて商品の良さが伝わります!
これも、文具の面白いところですね!
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