文具戦闘力では、文具ブラザーズによるプロ目線での商品分析をしています。
ここでは、ターゲットから「使ってみた感想」から、つくり手の狙いとしての「ターゲット・企画背景」、そして細かな「商品分析」だけでなく、客観的な「ユーザーの口コミ(レビュー)」までを分析しています。更には、その商品が適正価格であるかがわかる「コスト分析&比較」をおこなった上で、最終的に商品ごとの戦闘力を総合的に数値化しています。
「戦闘力・コメント」では、以下の項目で総合的に評価をしています。
・使いやすさ
・価値の高さ
・デザイン
・SDGs度
・コスパ
また、「文具ブラザーズならこうする」では、文具ブラザーズ独自の視点で商品の改良などを述べていきます。
ロルバーン 修正テープ 使ってみた!
ロルバーンのノート専用の修正テープ。
ロルバーンの特徴である黄色い紙に白い修正テープで修正すると目立ってしまうが、テープ自体が黄色い、この修正テープを使用すると目立ちません。
一方で、ロルバーンのノートには、特徴として方眼の罫線が印刷されているため、修正した際に、罫線を消さないように修正するのが難しい。
ロルバーン 修正テープ ターゲット・企画背景
ロルバーンのノートを使用している社会人をターゲットとして発売されました。
ロルバーンのノートは紺と黄色の表紙で構成され、ノートの中紙には黄色い紙に方眼の罫線が入っているのが特徴で、金属リングで綴じられています。中紙にもミシン目が入っていることからメモ用紙としても使えるため、主に携帯するノート兼メモ帳として活用されています。通常のノートに比べて高価格ということもあり、自分の持ち物にお金をかけられるお洒落な独新社会人に人気の商品です。
シャープペンシルの使用率は減り、ボールペンの使用率が増えるロルバーンのノートを使用する社会人をターゲットとした商品です。
ロルバーン 修正テープ 商品分析
ノートの黄色に近い色のテープの色味で、周囲や修正した上から文字が書いてあれば、修正箇所がほとんど目立たない印象。
暖色系の蛍光灯下では、パッと見で修正箇所を見つけるのは難しいほど。修正した上からの再筆記は、油性ペンは比較的にじみにくく乾きやすいが、水性ペンは乾くまでに10秒以上を要するが、通常の修正テープと比較しても性能は同程度。
ノートの罫線が5mm方眼であるのに対し、テープ幅が4mmとギリギリまで消せるが、テープのキレが良くなく、ピンポイントでは消しにくい。
ロルバーン 修正テープ ユーザーの口コミ(レビュー)
Amazonレビューで高評価されているポイントは、「筆記具本体を回転させなくても線の太さが変わらない」「芯が折れないオレンズとクルトガ一緒になった機能みたい」「ペン先が収納できていい!」などがあります。レビュー全体を見ても、〝筆記中に線の太さが変わらない“という価値が最も受け入れられています。
一方で、「長い直線を書くと太さが一定でない」「本体がすぐに壊れた」「芯を出すノックが重い」との声もあり、細部には満足されていない様子。また、芯径は0.3mmは折れやすく、0.7mmは思った太さが出せないとの声もあり、0.5mmタイプが最も受け入れられている印象です。
ロルバーン 修正テープ コスト分析&比較
6mの長さの修正テープは各社200円に対して、ロルバーン専用修正テープは350円と150円高い。
テープ原反色がロルバーン専用という点で製造価格が高くなっていると考えられるが、テープがロルバーンのノート色になじむという価値に加え、ロルバーンブランド価値が付加されているとしても、やや高い印象がある。
この商品は、ロルバーンのWebサイトとロルバーン直営店のみでの取り扱いから、現在は、量販店での採用まで進んでいることから、販売量増加に伴う今後の値下げに期待したい。
ロルバーン 修正テープ 戦闘力評価&コメント
戦闘力:500
評価項目 | 戦闘力 | 説明 |
使いやすさ | 130 | 修正した箇所が目立たない!キレ、定着性はイマイチ |
価値の高さ | 190 | 修正した箇所を目立たせたくないというニーズを捉えている |
デザイン | 100 | 本体カラーをロルバーン色のみでなく、多色展開している |
SDGs度 | 20 | 環境面でも配慮されている点は特に見られない |
コスパ | 60 | コアなファンには受け入れられるが、コスパは決して高いとは言いにくい |
ロルバーン 修正テープ 文具ブラザーズならこうする
修正テープの基礎機能であるテープの定着性とキレ性を高める!
テープの定着性を高めることで、キレ性の高さを高めるだけでなく再筆記時の削れにくさにも影響することから、更なるファンの獲得を目指す。
価格:363円 |
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