プラス株式会社から、 8つのアイテムをコンパクトなケースに収納したステーショナリーセット「チーム デミ」が発売されました。本体カラーはしろ・さくら・こん・ねずの全 4色です。
発売日:2020年9月10日
価格:6,600円(税抜価格6,000円)
【新商品】携帯できる文具セット『チームデミ』 概要
1984年に発売されたチームデミ。そのコンセプトは「持っているだけで楽しくなる」で、累計約650万個を売り上げた大ヒットのセット文具。在宅・テレワークが進む中、文具のワクワク感を今の時代に合わせて復活し、手に取りたくなる文具に生まれ変わりました。
旧来から変わることのない「切る・貼る・綴じる・測る」という文具の本質を追求して音や心地よさまでをデザインされています。
コンプトは『ワクワクが、詰まってる。』
プラス株式会社より、以下の様に発表されています。
つくりたかったのは、持っていることで喜びを感じるステーショナリー。
1984年に発売した手のひらサイズの文具セット「チームデミ」が美しく生まれ変わりました。シルエットが印象的な8つのツールは、必要最小限の機能を研ぎ澄まし、アップデート。
吸い込まれるようにケースとひとつになる構造を実現しました。開ける・取り出す・使う・収める・閉じる。
すべての動作から新しい体験を感じ取れるよう、音や心地よさまでデザインしています。新しいチームデミ。
デジタル化が進む今だからこそ、思わず手に取りたくなる存在です。プラス株式会社のHP(https://bungu.plus.co.jp/team-demi/)より
ワクワクを開くHP
チームデミのHPでは、スクロールすると、以下の画像のようにチームデミを開くという遊び心が表現されています。
携帯できる文具セット『チームデミ』 商品特長
チームデミに入っている8つのツールは、旧来品のデザインを見直しただけでなく、その機能も最新機能を搭載されています。その商品特徴を1つずつ説明していきます。
Case(ケース)
マグネットヒンジを採用して切り離しができるケースが採用されています。このケースの中に入った8つのツールが統一感のあるデザインになっています。
Scissors(はさみ)
プラスと言えば、という代表的な商品の1つであるハサミ。このハサミには、オリジナル設計のカーブしたベルヌーイ刃が採用されています。この刃の設計により、根元から刃先まで軽く切ることができます。
Tape(メンディングテープ)
メンディングテープ自体に文字が書くことができます。更に、テープの切り口を押すと先が浮きあがり、摘まみやすくなります。
Stapler(ステープラー)
10号針が50本セットできます。針の交換時には綴じ切らない構造で、針を入れて閉めたときの最初の1本を無駄になりません。
Cutter(カッター)
フッ素コートされた刃でテープを切ってもべたつかず。大型のカッターと同様の刃厚である0.5mmが採用されていて丈夫で折れにくいのが特長です。更に、本体の角度に合わせて切ることで、1枚切りができる形状になっています。
Liquid glue(液体のり)
シワになりにくいのりが採用されているだけでなく、先端が細く細かい部分が塗りやすいヘッド形状です。
Ruler(定規)
定規の背側に金属板が同梱され、紙を切れる構造になっています。
Measure(メジャー)
折れにくいスチール製のメジャーが採用され、1.2mまで計測できます。
SIM-pin(SIM交換用ピン)
スマートフォン、タブレットのSIMカードを取り出すことができるSIMピンです。背面に印刷されたQRコードからブランドサイトへアクセスすることができます。
携帯できる文具セット『チームデミ』 ラインアップ
チームデミは4色展開をしています。
本体色は、しろ、さくら、こん、ねずの4色で、どのネーミングも可愛い呼び名が考えられています。
本体サイズ
サイズは、W124×D85×H35mmです。
商品デザイン 深沢直人
プロダクトデザイナー
深澤 直人
Naoto Fukasawa
Profile
人の想いを可視化する静かで力のあるデザインに定評があり、国際的な企業のデザインを多数手がける。電子精密機器から家具、インテリアに至るまで手がけるデザインの領域は幅広く多岐に渡る。デザインのみならず、その思想や表現などには国や領域を超えて高い評価を得ている。
英国王室芸術協会の称号を授与されるなど受賞歴多数。
2018年、「イサム・ノグチ賞」を受賞。多摩美術大学教授。日本民藝館館長。
みんなが欲しくなるもの。
オリジナルのチームデミを初めて見た時は、誰にでも愛される姿かたちをしているなと思いました。プラスチックの素材感もあいまって手軽さや親しみやすさが感じられ、思わず手に取って買ってしまう。そんな魅力がありました。
ここまで完成度の高いプロダクトの復刻を任されるのは、チャレンジングですし、とても光栄なことです。リニューアルにあたっては、「愛される」という個性を受け継ぎながら、いまの時代に即した上質さをめざしました。
こだわったのは精度です。ケースに道具を収めたとき、表面がフラットになるだけでなく、ケースとの隙間がほとんどなくなるよう、精緻なデザインを追求しています。道具をはめるときの吸い込まれていくような感覚も、大切にしたポイントです。
デザインしながらイメージしたのは、人がチームデミをプレゼントするシーン。もらって嬉しいものをデザインしたい、という思いもあったんですね。
チームデミは、多機能が揃った道具箱です。一家にひとつとか、職場でも全員が持っているとか、あたりまえの存在になってくれたらいいなと思っています。チームデミHP(https://bungu.plus.co.jp/team-demi/)より
戦闘力予想
ここでは、文具ブラザーズが実際に商品を触って分析する「文具戦闘力」をはかる前に、どの程度の戦闘力があるかをリリースされた内容だけを見て予想をします。実際に触ることはできないので、評価する項目は「文具戦闘力」とは違いますが、その視点は以下の5つとなっています。
「戦闘力予想」では、以下の項目で総合的に評価をしています。
①イノベーション
:価値の高さ、差別化度合いを定性的に評価します
②ヒット予想
:ターゲットの存在、マーケット状況、イノベーション度合いを加味してヒットする度合いを予想します
③デザイン
:発表された商品画像を見て定性的に評価します
④SDGs度
:発表されている内容からSDGs度合いを測定します
⑤コスパ
:価値と競合状況などを加味して、コスパ度合いを評価します
戦闘力予想:615
評価項目 | 戦闘力 | 説明 |
イノベーション | 170 | 意匠だけでなく、各カテゴリーの選りすぐり機能商品が集結されている〇 |
ヒット予想 | 160 | 復活×テレワーク×機能文具で言うことなし〇 |
デザイン | 165 | 機能感を強く出した男性っぽさが控えめで、女性も持ちたくなるデザイン |
SDGs度 | 20 | 再生樹脂も使用されていない |
コスパ | 100 | 高付加価値商品が集結しているだけに高価だが、パフォーマンスは高い。 |
まとめ
どの商品も、それぞれのカテゴリーで注目されている機能が採用されています。総合文具メーカーであるPLUSだからこその商品と感じます。
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