研恒社と株式会社kenmaから、文具史上初となるリングのないスライド式の金属ルーズリーフバインダーが発売されます。
SlideNoteは、東京都主催の「東京ビジネスデザインアワード」を通じてマッチングし、テーマ賞を受賞したデザインコンサルティング会社・kenmaとの共同事業から生まれた製品です。
発売時期:2020年12月(予定)
【新商品】ルーズリーフバインダー「SlideNote」 商品化背景
キッカケは
「子供の部屋で見た使い終わらない大量のノート」
動き出しは「東京ビジネスデザインアワード」
■東京ビシネスデザインアワード
「東京ビジネスデザインアワード」 は、東京都内のものづくり中小企業と優れた課題解決力・提案力を併せ持つデザイナーとが協働することを目的とした、企業参加型のデザイン・事業提案コンペティションです。企業のもつ「技術」や「素材」をテーマとして発表、そのテーマに対する企画から販売までの事業全体のデザイン提案を募ります。
主催:東京都
企画・運営:公益財団法人 日本デザイン振興会
※本事業の取り組みは、2019年度の東京ビジネスデザインアワードでテーマ賞を受賞
<デザイナー今井裕平氏のコメント>文具の新規事業開発では、50万本のヒットを記録したウエアラブルメモwemoや2019年に文具大賞優秀賞を受賞したマグネットフックマグサンドに携わりました。中小ものづくり企業の尖った技術を活かすことで、「メモ」や「フック」の様なコモディティ化した製品ジャンルの潜在ニーズを掘り起こし、事業化に成功しています。この経験を活かして、今回は50年続く中小印刷会社だからこそできる発想で既存のルーズリーフをアップデートし、見過ごされている「ノート」の不便の解消に挑戦します。現状、「ルーズリーフ」のユーザーは若年層が中心ですが、それを大人にまでを広げる製品をローンチすることで、学習用というイメージの強いルーズリーフ全体の概念を変えられたらと思っています。また、PageBaseとwemoのコラボレーションなども構想しております。今後の動きに是非ご期待ください。SlideNoteプレスリリース(https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000001.000064323.html)より引用
ルーズリーフバインダー「SlideNote」 商品特徴
特長① 紙を挟んでスライドするだけ
特長② 綴じる紙を選ばない
特長③ スタイリッシュで大人のオシャレ
特長④ ニーズに合わせた3,000種類以上の専用用紙を選べる
ルーズリーフバインダー「SlideNote」 ラインアップ
ブランド名 :PageBase(ページベース)
製品名 :SlideNote(スライドノート)
サイズ :3種類(A4、A5、B5)
カラー :4色(ブルーグレー、ダークグレー、ブラック、ホワイト)
素材 :ポリプロピレン(表紙)、ポリカーボネート(スライド部)
発売 :2020年12月予定
※上記情報は現時点での予定であり、発売時に変更となる可能性もあります。
戦闘力予想
ここでは、文具ブラザーズが実際に商品を触って分析する「文具戦闘力」をはかる前に、どの程度の戦闘力があるかをリリースされた内容だけを見て予想をします。実際に触ることはできないので、評価する項目は「文具戦闘力」とは違いますが、その視点は以下の5つとなっています。
「戦闘力予想」では、以下の項目で総合的に評価をしています。
①イノベーション
:価値の高さ、差別化度合いを定性的に評価します
②ヒット予想
:ターゲットの存在、マーケット状況、イノベーション度合いを加味してヒットする度合いを予想します
③デザイン
:発表された商品画像を見て定性的に評価します
④SDGs度
:発表されている内容からSDGs度合いを測定します
⑤コスパ
:価値と競合状況などを加味して、コスパ度合いを評価します
戦闘力予想:695
評価項目 | 戦闘力 | 説明 |
イノベーション | 175 | ”ルーズリーフは穴が必要”を変えた商品。 |
ヒット予想 | 170 | 使い方提案によっては、大きく育つ可能性を秘めている |
デザイン | 150 | 機能特長(スライド部)にアクセントをつけた大人向けの色使い〇 |
SDGs度 | 100 | 商品そのものに環境配慮は見られないが、無駄紙の削減への寄与へ期待。 |
コスパ | 100 | リフィルビジネスとなりにくいものの、商品本体価格設定に期待。(価格未定) |