文具戦闘力 分析

ローラーケシポンで個人情報が隠せる?見える?徹底検証

文具戦闘力では、文具ブラザーズによるプロ目線での商品分析をしています。

ここでは、ターゲットから「使ってみた感想」から、つくり手の狙いとしての「ターゲット・企画背景」、そして細かな「商品分析」だけでなく、客観的な「ユーザーの口コミ(レビュー)」までを分析しています。更には、その商品が適正価格であるかがわかる「コスト分析&比較」をおこなった上で、最終的に商品ごとの戦闘力を総合的に数値化しています。

 

「戦闘力・コメント」では、以下の項目で総合的に評価をしています。
・使いやすさ
・価値の高さ
・デザイン
・SDGs度
・コスパ

 

また、「文具ブラザーズならこうする」では、文具ブラザーズ独自の視点で商品の改良などを述べていきます。

 

 

ローラーケシポンで個人情報が隠せる?見える?を検証するため 使ってみた!

使ってみた感想は、まずもって楽!

今まで簡単なモノであれば手でちぎったり、重要書類はシュレッダーで処分をしていました。手は面倒だし、シュレッダーはいつも出しているわけではないので、数枚をやろうとは思えず、どうしてもたまってから作業となり忘れてしまいます。

その点、この商品があると個人情報を隠したいものが出るたびに1つずつでも、サッとローラーを転写するだけなので非常に楽です。サイズも普通の文房具と同サイズ程度なので、日常よく使うところに保管しておけます。スタンプタイプもありますが、ローラータイプは長さが自由自在なのがいいですね。

 

 

ローラーケシポン ターゲット・企画背景

個人情報があらゆるところで問題になっています。個人情報自体が価値を生んでいるので、悪用する事件が多く発生しています。このような背景から、企業のみならず家庭内でも発生する個人情報をきちんと処理したいというニーズが高まりました。

それまでの主流はシュレッダーでした。家庭用ということで手動タイプのものから、小型の自動タイプのものまで多く発売されていました。しかし、実際購入してもシュレッダー自体が場所を取るので出しっぱなしにはせずに、どこかに片づけてしまっています。そこから取り出して、わざわざすることが面倒なため、困りごとが顕在化していました。

そこで生まれたのがこの商品です。家庭内で主婦をターゲットとしています。複雑に配置された文字を黒いインクで転写することにより、元の文字を読めないように隠してしまうという新たな発想の商品です。

 

ローラーケシポン 商品分析

ローラー部分の開閉は上部のノックで簡単にでき、保管時に汚れず安心です。詰め替え式なのもいいですね。

実際に新聞で試しました。ローラーによるインクの転写ですが、軽い力で塗布すると凸凹面ではインクが転写されないことが発生します。しかし、しっかり圧力をかければある程度の凸凹面(段ボールなど)でもきちんと転写できます。

ローラー径が太いため引き終わりが見にくいです。

また、隠したい側に印字されているインクとの相性があるようです。直後は、しっかり隠れているように見えますが、完全に乾くと少し透けて見えるものもあります。本当の重要書類には不向きで、あくまでも家庭でのサッと安心して捨てたいニーズに答えた商品だと思います。

 

 

ローラーケシポン ユーザーの口コミ(レビュー)

Amazonレビューでは約80%の人が高評価をつけています。

フタがなくてノック式ですごく楽、ローラー式で好きなところに転写するだけ、そしてきちんと個人情報を隠してくれるのでとても良いというような評価が並んでおり、手軽さがヒットの理由だと感じます。

文字が透けて見えるのではないかと、シュレッダーとどっちを買おうか迷っているユーザーが多く存在しますが、結果こちらの商品をリピートしているようです。

ネガティブな意見は、やはり相性や時間経過によって文字が透けてしまうため、気休め程度という声もあるのも事実です。やはり本当の重要書類には難しいかもしれませんが、ご家庭内だと十分な印象です。

日々届くDMなどにはこの商品を使って、頻度は高くないけど絶対に見られたくない重要書類はシュレッダーというように使い分けるのが良さそうです。

 

 

ローラーケシポン コスト分析&比較

印面幅26mmタイプでメーカー希望小売価格900円(税抜)です。捺印距離が約50m(DMはがきで1回約60mmの距離とすると、約800回捺印)あり、詰め替えのインクカートリッジが550円(税抜)となっています。本体では、約1.13円/回、詰め替えでは約0.69円/回となっています。

あまり比較対象はありませんが、手でちぎったり、または油性マジックで塗りつぶしたりという手間を考えると安い投資だと感じます。

シュレッダーとは使い分けだと思うので直接的なコスト比較は不要だと思いますが、従来まで簡単なものまでシュレッダーをかけていたとすると、わざわざ取り出して自動であれば電源さして行っていた作業を考えると、シュレッダーに対してもコスパとしては良いと思います。

 

 

ローラーケシポン 戦闘力評価&コメント

 

戦闘力:618

 

評価項目 戦闘力 説明
使いやすさ 143 ノック式◎、コンパクトさ〇、ローラー転写〇~△、インク転写性〇~△、インクの透け具合△
価値の高さ 195 圧倒的な手軽さを実現しており非常に価値が高い
デザイン 75 良くも悪くもない無難なデザイン
SDGs度 80 詰め替えタイプで長く使える
コスパ 125 これまでの手間を考えるとコスパは良い

 

ローラーケシポン 文具ブラザーズならこうする

この商品の価値は一定のマーケットを構築していることからも非常に高く、この隠し方に完璧を求めるというよりは手軽さに価値の比重を置くのが良い。

さらに良くするためには、転写の終わりがとても見にくいので転写ローラーの視認性を解決します。

また、キャラクター展開は多くありますが、家庭の棚に置いておいてもシンプルで違和感がないカラーと表面のシボ感などCMF(C:カラー、M:マテリアル、F:フィニッシュの略)を徹底的に拘りぬいたモノにします。

 

最後に、総まとめをシートにして掲載しておきます。

 

 

価格:412円
(2020/10/12 14:54時点)

価格:412円
(2020/10/12 14:54時点)

価格:425円
(2020/10/12 14:55時点)


 

↓【文具戦闘力 分析】記事一覧はコチラから

 

 

 

 

≫≫≫トップページに戻る